カロリーが多いため、ダイエット中には避けられがちなチーズ。
「糖質制限中は食べてもいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、糖質制限ダイエット中にチーズを食べてもよいのか、という疑問について解説していきます。
それぞれのチーズの種類に含まれる糖質量や栄養素も紹介していきますので、参考にご覧ください。
チーズは糖質制限ダイエットの味方
チーズは脂質が多いため、カロリーを制限するようなダイエットでは控えるべきですが、糖質制限ダイエットであれば強い味方となってくれる食材です。
糖質量が少ないだけでなく、脂質・タンパク質の他にも栄養素が豊富なので、ひとつの食材で体のエネルギーをしっかり補給できます。
しかし、チーズによっては糖質量が変わるため、それぞれの種類に含まれている糖質量を確認していきましょう。
チーズに含まれる糖質量
チーズの種類 | 糖質量(100gあたり) |
カッテージチーズ | 1.9g |
カマンベールチーズ | 0.9g |
クリームチーズ | 2.3g |
ゴーダチーズ | 1.4g |
チェダーチーズ | 1.4g |
パルメザンチーズ | 1.9g |
ブルーチーズ | 1.0g |
マスカルポーネ | 4.3g |
モッツアレラ | 4.2g |
プロセスチーズ | 1.3g |
チーズスプレッド | 0.6g |
(参考:https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365297.htm)
炭水化物とは、糖質+食物繊維のことですが、チーズにはほとんど食物繊維が含まれていません。
そのため、コンビニやスーパーで商品を購入するときに食品表示が“炭水化物”になっていても、基本的にそのままの数値が糖質量になると考えてOK。
チーズ100gあたりに含まれる糖質量は、チーズの種類によって異なりますがどちらも低糖質です。
マスカルポーネやモッツァレラは、他のものと比較すると少し糖質量が上がりますが、チーズ自体GI値が低い食材なので、糖質制限中も安心して食べられます。
チーズの栄養素
チーズは糖質制限ダイエットにおすすめの食材ですが、低糖質なだけでなく栄養素が豊富であることも特徴です。
ここでは、その豊富な栄養素について紹介していきます。
タンパク質
三大栄養素であるタンパク質は、筋肉や臓器、肌など人間の体をつくっています。
体を動かすためのエネルギー源でもあり、不足すると筋肉量や集中力・思考力が低下するため、生活するうえで必要不可欠です。
そんなタンパク質は、チーズの22~28%を占める主成分なので、牛乳よりも効率的に摂取できます。
また、チーズに含まれるタンパク質の一部は、発酵と熟成によって消化・吸収がしやすいというのも特徴です。
脂質
タンパク質に加えて、チーズの25~30%を占める主成分が脂質です。
極端にエネルギー源が減ると筋肉を分解してしまい、痩せづらくリバウンドしやすい体になるため、糖質制限中は糖質を控える代わりに脂質をしっかり補給する必要があります。
効率よく、健康的にダイエットを進めるためにも、体に脂肪がつきにくいチーズの脂質で栄養を摂取していきましょう。
ビタミンA
原料となるミルクをつくっている牛やヤギは、緑黄色野菜である草を食べて育ちます。
これにより、ミルク・チーズにもビタミンAが含まれるのです。
ビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保つ役割を担い、抵抗力を強めるという効果もあります。
ビタミンB2
チーズにはビタミンB2も含まれており、その量はミルクよりも豊富です。
皮膚や粘膜を健康に保つという働きの他に、脂質・タンパク質・糖質をエネルギーに変換するという重要な役割を担っています。
ダイエット中の食事制限に加えて、運動も取り入れているという方は、よりビタミンB2が必要になるため、チーズで補っていきましょう。
カルシウム
チーズには、ミルクの何倍ものカルシウムが豊富に含まれています。
歯や骨をつくるのに欠かせない栄養素ですが、細胞の分裂・分化、血液凝固作用などの働きにも関係。
不足すると骨粗しょう症や筋肉・全身の痙攣が起こるリスクが高まるため、毎日摂取する必要があります。
まとめ
低糖質でありながら栄養素が豊富なチーズは、糖質制限中の強い味方となってくれます。
チーズの種類によって、糖質量は変わりますが基本的にどれを食べても◎。
ダイエットで不足しがちな脂質やタンパク質、ビタミンなどをぜひチーズで補っていきましょう。
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